今日、仕事を終えて駅まで歩いて向かっていた。途中、信号で止まった。自分の斜め前に小学生くらいの女の子がいた。この女の子が右手をしきりに上下している。何をやってるのかと気になって見たら、ヨーヨーをやっていた。ヨーヨーをやる子供ってまだいたんだ。自分が小学生の時、20年ちょい前になるか、ヨーヨーが流行った。その時は肩から腕が抜けるのかと思うくらいひたすら腕を振ってた。もしかしたら、腕でヨーヨーをやるのは間違っていて、とかいうプロの目線で見たらやり方間違えているかもしれないけど、腕を振ってた。
それが自分がヨーヨーをやった最後だと思う。誰かがヨーヨーやっているのを見たのも、それ以来だと思う。ヨーヨーなんて俺は小学生の時にやっていたけど、その時にヨーヨーができたわけではなく、その何十年も前からずーっとあるもんだし、たまに何かのきっかけで爆発的に流行るようなことはあっても、基本的にはそれ以外の時も高いレベルで流行っているものだと思う。だから、子供たちの何人かは必ずヨーヨーの道を通るんだろう。ヨーヨーをやっている子を見かけてもおかしいわけじゃない。一拍おいて考えてみたらそう思うけど、やっぱり道端でヨーヨーやってる子供、というより人を見ると「めずらし!」っと思う。
名前がわからないけど、これも自分が大学生くらいの時に「危ないよ」っていうニュースで見た記憶があるけど、あの滑る靴。多分、靴の裏が地面と接する時にぬるぬる素材に変化する、理科の得意な人がかんがえたであろうもので、滑るんだと思うけど、もしくは、ローラーがついているか。あの手のものは絶対に一過性のもんだと思っていたけど、今でもたまにイトーヨーカドーとかダイエーで見かける。まだいるの。これくらい長い間流行っていると世間の目はどうなんだろう。前は「滑る靴で滑らないでください」的な張り紙が店内に貼ってあったと思うけど、最近は見た記憶がない。ということは認知されたのか。もしくは、企業の弛まぬ努力で超安全なものに進化したのかもしれない。人やものとぶつかりそうになったら、「ブィーン」って見えない壁みたいなのが間に展開されて衝撃を吸収してしまうような進化を遂げているかも。一応、目に見えないって書いたけど、実は見える。円形のものがそれこそ「ブィーン」って広がるで、ぶつかったら、それが波打つ。
真相はどうかわからないけど、長くやってると世間の認識も変わってくるから、続けていくもんだな。自分は変わらず続けて、世間が変わるまでまつ。世間の認識が変わってきたときに、自分が飛び出していけるように、今は火が当たらなくてもコツコツ続けていくのがいい。人に注目されないからこそコツコツとこそこそと続けていくにはいいかもしれない。だから、「何やってるの」とか、「まだそんなことやってるの」って人から言われても、自分がそれをやりたかったら続けていくことが大事だと思う。