陸上で生活している動物の肉は生では食べていけないものだと思っている。でも、生で出るものと、火が入っているものの両方存在する。本当に生で食べていいものなのかというのがとても気になる。肉の種類にもよるようだけど、どうも全く火が入っていないものには抵抗がある。あとは表面だけ焼いているものも抵抗がある。表面だけ焼いて、中は真っ赤なママの状態の肉は焼けてないのと同じだろう。なんで表面を焼くのか。菌的なものって表面にいるから、そこを焼くのか。おしゃれで焼くのか。なんとなく後者の方が理由な気がしてならないので、余計に疑いを持っている。
人と焼肉を食べにいくと「はいこれもういいよ」って言って俺のさらに肉を入れてくる人がいる。お前は何を持ってオーケーを出したのかと聞きたい。聞きたいけど、たいがい焼肉で人の皿に肉を入れる人は焼きたがり、仕切りたがりの上司なので、質問もできない。相手の職業が医者または獣医だったら「あ、そうですか!ありがとうございます」って言って美味しくいただきますけど、ただのシステムエンジニアがいう、「これもういいよ」っていうのは信用できない。上司が元天才外科医/獣医でなんやかんやあって今はエンジニアっていう境遇でもないだろうし。だからって、どこまで焼けばいいのかもわからないんですけどね。だって、菌って何度になったら死ぬのかとかわからないから。そして肉をどの程度まで焼けばその温度に達するのかもわからない。あ、だったら一番美味しい時点で食うのもアリか。
私の周りの肉好きの人がいうおすすめの焼き加減って、絶対「生より」なのがすごく納得いかない。しっかり焼いたほうがうまい肉っていうのはないのか。なんで絶対、表面とかをさっと焼いたくらいで食べごろを迎えるのか。うまい肉っていうのは「生より」なのか。それとも、その人が「生より」の肉が好きだから、毎回そのカテゴリの中にある肉しか頼んでないから、そういう状況になっているのか。内臓系はしっかり焼かないと困ることになるから、そいつくらいだろう。内臓以外の肉っていうのは基本赤いと思う。生で食べるのがかっこいいと思ってるんじゃないのか。いや、絶対そうだと思う。テレビとかで紹介される生よりの肉を見て、それを食べるのがかっこいいと思ってるんだ。店側のおすすめの食べ方も生よりが多い。あれも、生よりで肉を食べさせる店=わかってる店っていうイメージがつくと思うってるから、そうしてるんだ。
肉は歯応えと脂の量が違うくらいで大体2パターンくらいだろう。硬いか柔らかいか、と、脂が多いか少ないか。別に肉の種類ってそんなにこだわる必要ないんじゃないかな。何食べたって、結局は焼肉のタレの味しかしないんだから。肉の部位や焼き方にこだわるよりも、エバラとかの株をガンガン買って、うまい焼肉のタレを作ってもらったほうが、よっぽど美味しい焼肉を食べることができ運じゃないだろうか。