自分が「おにいさん」か「おじさん」かの判定は自分自身ではできない。周りがどう思うかだ。
私の判定方法は、「小さい子供と、その保護者が自分をどう見ているか」だ。その方法とは、小さい子供が自分のことを「おじさん」と呼んだ時に、周りにいる保護者が「おにいさんでしょ」と訂正すれば、自分は世間ではまだ「おにいさん」で認知されている。そこで保護者が一切訂正をせずに、受け入れた場合は世間的には「おじさん」と認識されているということになる。
子供の基準は曖昧で「おにいさん」か「おじさん」かの判定はその時の感覚だと思っている。しかし、保護者はある程度の大人である。年齢、容姿等総合的に判断して、「おにいさん」か「おじさん」かを総合的に判定している。つまりそれが世間の目だと判断して差し支えない。
さて、今日の話だ。コンビニで会計をしようとした時に私の前に、先にレジの前にいたが、おでんを選んでいる女性がいた。年の頃は40代くらい、私より年上の女性だ。すぐに決まるのであれば、待って女性の後に会計すればいいかと思い、一歩下がった。それを見た女性がレジにいた店員に向かって「あっ、並んでるおじさん先に会計してあげて」と言った。並んでいるのは私一人であるため、その「おじさん」は私を指していることに間違いはない。生まれて初めて「おじさん」と呼ばれた。新年早々に、重ためのパンチをもらった。
その時、女性の娘で中学生もしくは高校生くらいの見た目の子が、「おじさんじゃないよ、おにいさんだよ」と指摘していた。その指摘のボリュームがかなり絞られていた。母親に指摘するていで、私にフォローを入れるにしては、その声は絞りすぎだと感じた。本当に母親に指摘したんだ。だから、その子の認識では私はまだ、「おにいさん」なんだと思う。さて、私の判定方法には当てはまらないので、判断に迷うが、この場合は、どっちが正しいのだろうか。
今はまだ、「おにいさん」層にとどまったとしても、いずれは「おじさん」層に行くことは確定している。だから、今から「おじさん」だと思っていた方がいいのかもしれない。