会社のビルに入っているコンビニでコーヒーを買う。ホットコーヒーを買う場合は、店員がレジの後ろからカップを出してくれる。口頭で注文することになるので、店員は注文を繰り返す。私が「ホットコーヒーのMをください」というと、「ホットコーフィーのMですね」と返してくる。”coffee”の”-ffee”の部分だけ正しく発音することに違和感がある。
“-ffee”を「フィー」というのであれば、”co-“の部分も「コー」ではなく、やや「カ」を混ぜたような「カォァ」みたいにいうべきではないか。全ての店員の発音を聞いたわけではないので、全員がそういうかはわからない。しかし、少なくとも2名の店員は「コーフィー」と発音する。
毎週金曜日に約1時間の海外にいるチームとの打ち合わせがある。その中で気合の入ってる後輩が「相互に誤解が生じないように英語で説明します」と英語でお送りする。確かに英語で説明をすれば相互に誤解が発生することはない。なぜなら、後輩以外が全く理解していないからだ。誤解が生じるには、「理解」することが大前提である。それなのに後輩が「ペラペラ ペラペラ ンフ イャ」なんて言ってる間、ちょっとした休憩タイムになっている。どうせ聞いても理解できないので、各々が自由に過ごしている。会議に参加している風を装うもの。ぼーっと空を見ている人。私は授業中の高校生みたく、机の下で携帯ゲームのレベル上げをしている。誰も「今なんて言ったの?」とか「ちょっと話したいから訳して」なんて発言はしない。そんな積極性はない。
この後輩も良くない。英語で仕事がしたい。世界で仕事がしたい。そんな思いがあるようだ。だから、一人張り切って英語で打ち合わせをしている。しかし、一人突っ走っているのは間違いない。打ち合わせに参加している海外チームのメンバはある程度日本語ができる。特に向こうのリーダは日本語による会話に支障はない。つまり、会議出席者の日本語レベルと英語レベルを見ると、明らかに日本語レベルの方が高いのだ。相互に誤解のないようにしたいのであれば、日本語で説明するべきだった。理解が難しいところだけ、英語でフォローを入れればいいだけの話だ。
まぁ、この後輩の張り切りのおかげで、私のゲームのレベルが上がっているので、正面切って文句を言うわけにもいかないか。それにしても、英語というのはすごい。英語圏に人は勿論のこと、非英語圏の人達とも話ができる。ちょっと私も英語が勉強したくなってきた。英語を勉強して会議の場で「ンフ イャ」って相づちを打ちたい。