CGが来る

映画を観ていて、それがリアルなのかCGなのかわからない時がある。
多分にボケーっとして観たり、何か他のことをしながら観ているからかもしれないが。

別に、2018年になって、CGの技術が一気に向上したわけではない。
もう長いこと、進化し続けている。多分、20年前くらいから、「本物とCGの区別がつかない」なんて言われていると思う。
激しいカーアクション。高速道路で縦回転、横回転、ぐるぐる回りながら盛大にクラッシュする車や、遠い銀河の果てにある星にいるタコ星人など、実際にスタントマンを使っているのか、CGなのか、本物のタコ星人なのか、CGなのか。その区別はつかなくなってきている。本物の車を転がすと、スタントマンが危ないし、車はまだしも、公共のものである道路も壊してしまう。それはさすがに国や県が許さないだろうから、こっちはCGを使用している可能性が高い。ただ、タコ星人となると、あのリアルさは本物だろう。多分、時空旅行中のタコ星人に、「旅先で小銭稼いでみませんか」なんて甘い言葉を囁いて安価で出演させたに違いない。

CG技術の向上に加えて、だいぶ安価に作れるようにもなっている。安価で安全に本物と変わらない絵が撮れるとなれば、実際に人を乗せた車を転がす撮影もどんどんなくなっていくのではないだろうか。そうなってくると心配なのはスタントマンを派遣したりする会社の経営だ。今まで通り、自社でドライバーを抱えていても仕事がない。しかし、業務は継続していく必要がある。経営方針を撮影手法の流れに合わせて、ドライバーを使ってカーアクションするよりも、CGでアクションシーンを作る方向へと変えていくだろう。そして、コンピュータエンジニアの大量雇用に踏み切ったりするのだろうか。

勝手な思いだが、スタントマンというと体育会のニオイがする。無骨なオフィスのドアを開けると、日に焼けてない、それこそ宇宙人と区別がつかないような青っちょろいエンジニアがモニターの前で一生懸命車を転がしている風景が見れるのだろうか。

ちょっとだけ、見てみたい。

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